立冬

二十四節気【立冬】
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立冬(りっとう)

  • 11月7日頃
  • 黄経225度

色付いていた自然が色あせはじめ、木の葉が落ちて積もるころ。暦の上では立冬から冬になるとされ、昼の時間も短くなる。地域によっては紅葉が始まったばかりのところもあるが、木枯らしが吹いたり冷たい時雨が降るたびに冬の訪れを感じられるようになる。

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立冬の七十二候

初候:山茶始開

【時期】11月7日~11日頃

【読み】つばきはじめてひらく

【意味】山茶花が咲き始める

【立冬初候】つばきはじめてひらく

中国では、山茶は「椿つばき」のことなので「つばきはじめてひらく」と読みますが、日本では時期的にも「山茶花さざんか」をさしているといわれます。

ツバキとサザンカは見た目がよく似ている花ですが咲く時期と散り方に違いがあります。サザンカは秋から冬にかけて咲き、花弁が一枚ずつヒラヒラと散ります。それに対して、ツバキが咲くのは冬から早春で、散る時は花が丸ごとポトリと落ちます。

次候:地始凍

【時期】11月12日~16日頃

【読み】ちはじめてこおる

【意味】大地も凍り始める

【立冬次候】ちはじめてこおる

立冬を過ぎて寒さが増してくると、地面の土も固く凍てつくようになります。寒い地方では、朝に霜や霜柱が見られるようになることも。

末候:金盞香

【時期】11月17日~21日頃

【読み】きんせんかさく

【意味】水仙の花が咲く

【立冬末候】きんせんかさく

キンセンカとは丸いオレンジ色の花ですが、七十二候「金盞香」のキンセンカとは水仙のことです。

水仙の花の黄色い部分を金の盞(盃)に、白い部分を銀台に見立てて、別名「金盞」や「金盞銀台」とも呼ばれます。

また水仙という名前は、水辺に咲く様子を「水の中に住む仙人」と例えたことからつけられたそうです。

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